【噴水台】鬱陵島番人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.01 18:10
「錦繍の如くうねり連なる長白山の頂ひと粒飛び跳ね、切なげな国土の末子なる君の寂しき姿となったのか…」(柳致環の詩・鬱陵島)。
切なげなの末子という比喩のように鬱陵島は数多くの哀歓が漂う島だ。 「于山国」と呼ばれながら三国時代まで独立を維持したが、512年に新羅(シルラ)の将帥・異斯夫がここを侵攻して運命が変わった。 異斯夫は木で作った獅子を船に積んで攻め込み、話を受け入れなければこれを放つと脅し、島人たちを屈服させた。 陸と島の間の朝貢関係は高麗初めまで続いた。