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<インタビュー>『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』著者の渡邉格さん(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.01 14:20
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その間に店を閉めたというから少しあきれてしまった。昨年夏、資本主義の矛盾を指摘してマルクス主義と生態主義に基づく優しい生産と消費を強調して一躍ベストセラーになった本『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』。パン屋の主人であり本の著者である渡邉格さん(44)に電子メールを送ったところ「パン屋を閉めて引っ越し中」という返事が返ってきたのだ。

「近頃世間でマルクスをうんぬん言っていてダメになったのか」という気がした瞬間、彼は説得力のある返事を続けた。「私たちの哲学に合うよう地域の自然栽培の原料で小麦粉を作るには、高さが6メートルにもなる『ロール製粉機』が必要でした。ところが岡山県勝山市のパン屋の建物は天井が低く、ロール製粉機を縮小して設置しました。するとすぐに故障しました」。

 
渡邉さんは、天井が高くて地域の農家から集めた麦を一括保管できる大型冷蔵庫を設置できる空間を探し歩いた。そのうちに知人の紹介で隣の鳥取県智頭村にある旧保育園の建物に出会った。この頃、格さんと妻の麻里子さん(41)は数年前に人口減少のため閉園したこの保育園を直接パン屋にリフォームしている。もともと5月頃に再びオープンする計画だったが、自らインテリア工事などを手がけているので少し遅れる見通しだ。

実は店の移転よりも大きなニュースは「田舎のパン屋」から「田舎のビアホール」に経営の中心を移すという点だ。格さんは「店を初めて開く時から私たちの目標は『地域の天然菌、天然水、自然栽培の原料を使って私たちだけができる食べ物を作ろうということ』でした。パンでもビールでも同じ酵母を使うので違いはありません。ただしパンは作っていると私が腰痛になるほど大変な一方、ビールは工程が機械化されているのではるかに気楽です」と話した。

延べ面積330メートル平方は充分にあるような保育園の建物を活用し、パンやピザを出すカフェ、ビールバー、宿泊施設まで運営するという構想だ。店の名前は変わらず「タルマリー(talmary、格のタルと麻里子のマリを合わせた造語)」だ。

インタビューの約束をした後、大阪から急行列車に乗った。2時間15分かけて到着した智頭村は、ものさびしいほどに静かだった。岡山県にあったパン屋は周辺が古民家保存地区に指定されており田舎でも色とりどりの味があった。ここは、そのまま幾重にも重なっている山の中だった。智頭駅で降りたところ渡邉夫妻が待っていた。夫妻の軽自動車に乗って15分ほどさらに山の中に入ると、工事中の旧保育園が姿を見せた。

--こういう場所で商売になるのですか。

▼麻里子さん=「需要は十分にあります。以前のパン屋より大阪・京都のような関西地域の大都市から来る交通の便がより便利になりました。都市で生活する人々は、こうしたきれいな環境の中で、天然酵母で作られたパンやビールを楽みながらリフレッシュすることを望んでいますね。本を読んで韓国から訪ねてくる方々も多いです。インターネットもあるじゃないですか」。

韓国の人々がかなり来るのか、夫妻の5才の息子ヒカルくんは記者を見て「アンニョハセヨ」と大きな声で挨拶するほどだった。父親の頭の上に乗ろうとしているヒカルくんをそばに置いたまま、彼らの経営哲学、人生の哲学についての質問を始めた。(中央SUNDAY第419号)


<インタビュー>『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』著者の渡邉格さん(2)

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