<慶州地震1年>家族の人数に合わせ「防災バッグ」を玄関に置いて生活=韓国(2)

<慶州地震1年>家族の人数に合わせ「防災バッグ」を玄関に置いて生活=韓国(2)

2017年09月13日14時36分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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防災バッグ。
  地震に対する不安感は観光客の減少にもつながった。普段は慶州に年間100万人余りの修学旅行団が集まっていた。だが、昨年の地震以降足が途絶えているような様子だ。今春には学校30カ所の5000人だけが訪問した。

  地震の跡は瓦屋根にも如実に残っている。復旧できなかったか、伝統瓦でないトタン屋根に復旧した場合が多いからだ。まだ放置された瓦屋根は高い復旧費用で簡単に手をつけることができなかった。100平方メートル大きさの韓国式家屋住宅の屋根には一枚当たり1600~2300ウォンずつの瓦1万3000枚が必要で、復旧費用には数千万ウォンに達する。韓国式家屋保存地区である慶州市皇南洞(ファンナムドン)ではトタン屋根に交代した家を簡単に目にすることができる。トタン屋根は価格が安くて耐久力が高いが、伝統美が落ちて条例上不法だ。地震で毀損された国家指定文化財52件と市道指定文化財、文化財資料48件中14件(14%)もまだ復旧していない。

  慶州と隣接した蔚山蔚州郡(ウルサン・ウルジュグン)でも地震による被害が大きかった。蔚州郡は当時11億6000万ウォンの被害が出た。住宅被害は879件だった。蔚州郡斗西面(トゥソミョン)に住むチェ・スンナムさんは「一カ月前まで地震の恐怖で飛行機の音が聞こえただけでも胸がどきどきして吐き気がした」と話した。

  地震を契機に改善された部分もある。地震対応体系の改善、地震教育の強化、文化財保護体系補完などだ。行政安全部と気象庁に分かれて運営されていた緊急災難SMSメール発送体系は気象庁で一本化した。子どもがいる家と学校では地震教育を強化した。

  慶州市は最近、秋夕(チュソク、中秋)連休と秋の旅行週間を控えて観光客の集客に乗り出している。普文(ポムン)観光団地の景観照明を改善してお手洗いなど公共建物拡充、案内看板の整備をしている。チェ・ヤンシク慶州市長は「地方自治体と専門家が協力して地震に効果的に対応するシステムを備えているため、観光客も安心して慶州を訪れてほしい」と話した。

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