－－ガラスの天井にぶつかったと感じたことはないか。

「文化的な差のためにそのような感じを受けたようだ。韓国では目を真っすぐ見つめないでくれと言うだろう。無礼に見えると。だが米国では反対だ。討論文化も同じ。こうした見えない壁を乗り越えるのに１０年ほどかかったようだ。重要なのは人的関係を積み重ねることなのに、それが不足していたようだ。韓国人だけで交流すれば望むことを実現するのは容易ではない。他文化とネットワーキングをしながら自分の活動領域を広げることが必要だった。また自分が誰なのか認識して、何をしたいのか明確に分かっていなければならない。政界にいると、私が言う冗談もメディアに出ることが起こる。自らに対する認識が明らかでなければならない」

－－韓国系として、政界で仕事をして韓国民や韓国に寄与できる案があるとみるか。

「私たちすべてに韓国という名前を宣揚する面がある。韓国民とも共にということだ。遊説をすることになれば家ごとに歩き回るが、ある人々は韓国系政治家を初めて見る経験だろう。そんな人が後でほかの韓国人に会えば、比較をしながら頭の中で認識されるだろう。１人が選出されればそこで終わりではなく、韓国系政治家と共に同等に仕事をする１つの政府要人サークルが生まれるようなものだ。これがますます当然のことになっていくだろう。私たちの地方区にある学校で東海（トンヘ、日本化）表記問題が議論されているが、韓国系政治家たちがまさにこうした部分で助けになれる。もう少しグローバルな方法だが、バージニア州でマーク・キム議員が慰安婦関連立法を主導したのが良い例だ」


＜世界韓人政治家フォーラム＞「トランプの『韓国暴言』に心痛める必要全くない」（１）