「日本、経済報復の世論戦のために自国民のトラウマ『サリン』まで活用」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.10 11:57
日本のNHKが9日「原材料は化学兵器のサリンなどに転用される可能性もあるにもかかわらず、一部の韓国企業が発注先の日本企業に急いで納入するよう迫ることが常態化している」として日本の経済報復措置を正当化した。これに対して韓国化学専門家と企業は「根拠のない主張」と一蹴した。論議を呼んだエッチングガスについて調べてみた。
エッチングガスは純度99.999%である「高純度」のフッ化水素だ。半導体を作る時欠かせない工程であるウェハーを削る「エッチング」に使う。日本企業が全世界の需要の9割以上を生産する。化学的に見てフッ化水素とは何だろうか。フッ素・水素の原子が一つずつくっついている構造だ。水とよく混ざる特性を持つ。人がガス形態で吸い込んだ時、体内の肺・気管支にある水分と会って毒性物質である「フッ酸」に変わる。毒性物質であるフッ酸は体内で肺などに炎症を起こす。激しい場合、呼吸困難で死亡に至らせる可能性がある。