<慶州地震1年>家族の人数に合わせ「防災バッグ」を玄関に置いて生活=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.13 14:36
慶北慶州市(キョンブク・キョンジュシ)の路東洞(ノドンドン)に住むユン・ヒョンスンさんは玄関のゲタ箱の中に赤色のリュックサックを家族の人数に合わせて備えている。リュックサックの中にはミネラルウォーターと戦闘食糧・懐中電灯・ヘルメット・ラジオなどが入っている。いわゆる「防災バッグ」だ。
ユンさんは12日「誰かは『まだ地震の恐怖から抜け出せていないのか』というが、いつ地震が起きるか分からないから家族を守られる手段が必要だと考えた」と話した。彼は昨年9月12日を思い出すと今でも気をもんでいる。退勤後、帰宅する時に強い振動(午後7時44分5.1地震)を感じたことに続き、家でもう一度強い振動(午後8時32分5.8地震)を体験した記憶のためだ。ショーケースにあった物が落ち、スマートフォンまで使えなくなると彼は「死ぬかもしれない」と考えた。