「統進党復活」主張した在野の円卓会議=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.23 10:05
統合進歩党の解散決定後、進歩陣営の新たな編成の動きがあわただしくなっている。流れは大きく2つだ。旧統進党を再建しようという動きと、従来の政治を最初から「アンシャン・レジーム」(旧体制)と規定して新たな陣容を備えようという動きだ。
旧統進党の指導部は再創党に言及している。李相奎(イ・サンギュ)元議員は22日「各界各層の民主良心の要人と再創党を議論している」と明らかにした。類似・代替の政党創党は違法だが、綱領を変えれば創党も可能だという理由からだ。来年4月の補欠選挙で議員職を失った元議員3人が無所属で出馬して善戦した場合に再党創立は現実化する。野党圏の重鎮機構である「統合進歩党強制解散の反対と民主主義尊守のための円卓会議」(円卓会議)もこうした流れに力を加えた。この日、ソウル中区(チュング)のフランシスコ教育会館で開かれた円卓会議非常会議には、ペク・ギワン統一問題研究所長、ハム・セウン神父、キム・ソングン牧師ら70人余りが参加した。旧統進党からは李正姫(イ・ジョンヒ)元代表や呉秉潤(オ・ビョンユン)元院内代表らが参加した。李元代表はうつ伏せになって泣いて訴えた。彼女は「進歩政治の結実を守ることができず申し訳ないという謝罪の時」と涙声で話した。彼女の呼び掛けにチョン・ドンイク四月革命会常任議長は「民主主義のき損を座視できない」として「独裁回帰に抵抗する『民主争奪国民運動』組織を至急結成しよう」」と述べた。雰囲気はすぐに高まった。参席者は「従北ごっこや魔女狩りの先頭に立った」として一部の取材記者や保守団体関係者らを追い出すこともした。会議では「国家情報院による総体的不正選挙の責任者を処罰しよう」「セウォル号でうやむやになった『大統領退陣運動』を展開しよう」など大統領選挙不服と大統領退陣についての主張も出てきたという。ハム神父はまとめの発言で「統進党は死んだが、復活させよう」として「独裁維新の残党を打破するために志を同じくするすべての団体の連合戦線を作ろう」と話した。