【時論】みんなが幸せな造船産業構造調整が必要だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.12 13:31
韓国の造船産業が構造調整をしている。構造調整は多くの人をつらく苦しめる。だれもが幸福になる構造調整はないだろうか? 日本の有名な漫画家高橋しんが描いた作品に『いいひと。』がある。この漫画には1990年代の長期不況で構造調整をする企業が出てくる。いいひとである主人公はだれが幸せな構造調整をしようとする。そこで構造調整対象者が主導して案を作るようにする。彼らは使命感を持って自身と同僚の構造調整案を作って施行する。
造船産業の構造調整が本格的に推進されるものとみられる。市況悪化と損失累積で造船産業の規模を維持し続けるのが厳しいためだ。造船産業は他の産業より変化が大きい。造船受注量は毎年数十%ずつ変わる。適切に受注残高を保有して生産を調整し、その変化を管理する。だがいまは統制管理可能な水準を超え設備と人材が余る状況だ。2015年の世界の建造量はピーク時より30%減少した。今後数年はさらに減り続けるものとみられる。構造調整を避けられないならばだれもが理解できるほどの方法を探さなければならない。