【噴水台】力の弱い国の悲しみはいまも続く=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.28 08:37
広報をするにはしたが、わざわざ熱心にはしない特異なことがあった。「ローキー(low-key)戦略」だと言った。この用語の辞書での定義は「多くの耳目を集めないよう抑制された」だ。
25日に韓国内の報道機関にひとつの報道資料が配布された。日帝時代にサハリンに強制的に連行された後そこで死亡した韓国人18人の遺骨が28日に韓国に奉還されるという内容だった。資料を出したのは「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者など支援委員会」。政府所属委員会のうち最も長い名前を持つところだ。
資料が配布されたタイミングはサハリンの墓地で遺骨を発掘し火葬した後に遺骨とともに帰国する遺族18人が飛行機に乗り離れた直後だった。出国前の遺族への取材を時間差で封じたものだった。いくつかの放送局がサハリン行きの航空便を調べてみたがチケットを取ることができなかったという。委員会は活動成果を広く知らしめられる機会をこのように自ら蹴ってしまった。