金与正氏「李姫鎬夫人の民族和合の意志を受け継ぎ南北協力を」

金与正氏「李姫鎬夫人の民族和合の意志を受け継ぎ南北協力を」

2019年06月13日09時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
写真拡大
12日、板門店の統一閣で北朝鮮の金与正労働党第1副部長(左から3人目)が故・李姫鎬(イ・ヒホ)夫人を追慕して送った造花を鄭義溶国家安保室長(左ら2人目)と朴智元(パク・ジウォン)議員に伝達している。(写真統一部)
  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が12日、故・李姫鎬(イ・ヒホ)夫人の遺族に弔花と弔意文を伝達した。金委員長は妹である金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長をこの日午後、板門店(パンムンジョム)統一閣に派遣し、南側に弔意を伝えた。韓国青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長と徐虎(ソ・ホ)統一部次官、尹建永(ユン・ゴンヨン)状況室長、遺族代表として朴智元(パク・ジウォン)民主平和党議員が板門店でこれを受け取った。

  板門店で金第1副部長に会った後、鄭室長は「昨日(11日)葬儀委員会が北側に訃報を伝え、北側から今朝、南側の責任ある当局者が弔意文と弔花を受け取ってほしいという注文があった」と説明した。

  また「(金第1副部長から)李姫鎬夫人がこれまで民族間和合と協力のために尽力してきた意志を受け継ぎ、南北間の協力を継続していくように願うとの趣旨のメッセージがあった」と付け加えた。鄭室長は北欧歴訪中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に代わって謝意を金委員長に伝えてもらうよう話したという。これに対し、金第1副部長は「金委員長が李姫鎬夫人に格別の感情を持って南側の責任ある要人に直接伝達するほうがいいという意向を明らかにした」とし「遺族が悲しみを乗り越えて金大中(キム・デジュン)元大統領と李姫鎬夫人の意志を受け継いでほしいと話した」と、尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席が伝えた。

  故人は北朝鮮が新たな南北関係のマイルストーンとしている2000年6・15共同宣言採択当時、ファーストレディとして首脳会談に参加した。その後も2度にわたって平壌(ピョンヤン)を訪問して南北関係の改善と進展のために尽くした。そのため、北朝鮮は高官で構成された弔問団を派遣するだろうという見方があった。しかし、北朝鮮は最近膠着状態に陥った南北関係を意識するかのように、弔問団の代わりに金与正カードを取り出した。元政府高位当局者は「北朝鮮が南北関係を完全に遮断した状態で弔問団を派遣することは負担だったのだろう」としながら「弔問団が南に来る代わりに、金委員長の分身とも言える金与正第1副部長に伝達させることで今できる最大限の礼を尽くそうという意味」と分析した。北朝鮮が南側当局に物足りなさを示しつつも李姫鎬夫人のことを軽く考えていないという意を込めたという分析だ。

  南側の外交安保コントロールタワーである鄭室長と金委員長の腹心として知られている金第1副部長が会ったのは、昨年9月19日の平壌首脳会談以降、約8カ月ぶりだ。特に最近は南北関係に進これといった進展がなく、北朝鮮の非核化に向けた米朝交渉が膠着局面に陥った状況であることから、この日の板門店接触は6月内の南北首脳会談開催などをめぐり南北間のメッセージ伝達など突破口を模索する場になりうるという見方もあった。青瓦台状況室長の尹建永氏が同行したことも、海外歴訪中の文大統領のメッセージを伝達するための措置ではないかという話もあった。これについて鄭室長は「(文大統領の)親書はなく、今日は故人に対する追悼と哀悼のメッセージに集中した」と線を引いた。反面、尹道漢首席は「今日は弔意と弔花を受け取るために会った」としつつも「それ以外の部分は次に機会がある場合に話したい」と明らかにし、解釈の余地を残した。
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事