韓経:「名品ブラックホール」中国人観光客、日本に向かう

韓経:「名品ブラックホール」中国人観光客、日本に向かう

2017年01月06日11時24分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  「大阪の有名なホテルの予約率は90%近い。1月末から2月初めにかけて中国-日本間の航空便予約はほとんど埋まっている」。

  中国格安航空会社(LCC)春秋航空日本支社の関係者はこのように話した。春節(旧正月)連休(1月27日-2月2日)を挟んで中国人観光客が押し寄せるということだ。中国人観光客は日本ブランド品市場にも活気を与えている。販売が増えているフェラガモとバーバリーは中国人観光客を狙って日本の売り場を大幅に拡大することにした。一方、中国人観光客の韓国訪問増加率はTHAAD(高高度ミサイル防衛体系)配備決定など政治的なイシューのため伸び悩んでいる。

  ◆「中国人が銀座デパートへ」

  日本を訪問する中国人観光客が増え、日本のブランド品業界は好況が続いている。日本政府と各研究所が発表した昨年の日本の経済成長率は1%前後。しかしコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーによると、昨年、衣類・時計・雑貨などブランド品消費財の販売は2けた(10%)増加した。2015年の13%に続いて2年連続で2けたの伸び率となった。同じ期間、ブランド品の販売は米国で3%増え、欧州・アジアでは1%ほど減少した。中国も2%減少した。香港でもブランド品の販売は2013年から減少している。

  昨年は円高だったが、中国人観光客が増えたことで日本のブランド品販売が増えたと分析される。英フィナンシャルタイムズは「日本で新しい冗談が生まれた」とし「中国人は30万円の名品バックを買いに銀座のデパートに行き、日本人は300円のコーヒーを飲みに行くという内容」と紹介した。

  ◆フェラガモ・バーバリーが日本の売り場を大幅拡大

  日本政府は昨年およそ600万人の中国人観光客が日本を訪問したと推定している。全体観光客の約30%を占める。中国消費者分析会社は中国人のブランド品購買の80%は海外で生じていると分析した。業界が中国人旅行客を重要視する理由だ。

  日本政府は2020年に外国人観光客4000万人を達成するため各種誘致政策を出している。2013年からビザ緩和とLCC増便、クルーズ路線拡大などで中国人観光客が訪問しやすくした。2015年1月からは一定所得以上の中国人観光客に5年有効マルチビザを発行し、昨年10月からは商用および文化芸術目的のビザ有効期間を最長5年から10年に延長した。中国人観光客の消費を誘導するため、2014年3月末に5700カ所ほどだった免税店を2年余りで3万5200カ所に増やした。

  ◆フェラガモコリアは営業利益減少

  一方、韓国を訪問する中国人観光客は伸び悩んでいる。韓国観光公社によると、昨年11月の中国人観光客数は前年同月比1.8%増だった。前月比では24%減となった。ブランド品企業も厳しい。2012年に1027億ウォンだったLVMH仁川空港免税店の売上高は昨年上半期377億ウォン(約37億円)となり、4年連続で減少した。仁川空港免税店は全体の売上高のうち外国人の比率が半分以上を占める。フェラガモコリアは2011年から営業利益の減少が続いている。

  今後の見通しも良くない。昨年10月の団体観光客規制に続き、中国政府は先月、韓国行きチャーター機の不許可を発表した。中国人観光客全体のうちチャーター機の観光客は3%水準だが、購買力が大きいという点が問題だ。観光業界では韓国行きがふさがればチャーター機観光客は日本に向かうと予想している。コンサルタント会社デロイトは報告書「2016世界名品パワー」で、2020年東京オリンピック(五輪)を控えて日本を訪問する観光客は爆発的に増える一方、韓国は安定した増加傾向を維持すると予想した。
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