【時論】あまりにも違う韓・米大統領選挙(2)

【時論】あまりにも違う韓・米大統領選挙(2)

2012年11月01日16時03分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  2つ目は大統領選挙戦略で政策が占める比重だ。 最近3回のテレビ討論を行ったオバマ候補とロムニー候補は、最後の遊説に拍車を加えている。 特に生中継されたテレビ討論を通じて、自分の政策とビジョンを提示し、有権者に積極的に訴えかけた。 候補は経済・外交安保・教育・福祉などに関する自分のビジョンを国民に直接伝え、また質問を受けながら評価を受けた。 そのほかにもタウンホールミーティングや学校・企業訪問で現場の生きた声を聞き、市民との共感を形成するのに努力している。

  一方、韓国の大統領選挙キャンペーンでは、国のビジョン提示に対する国民的な共感や世論形成の重要性はあまり浮き彫りにならない。 大統領選挙をわずか2カ月後に控えた時点で、韓国が直面している課題、今後の国家発展の原動力などに対するイシュー化が十分に進んでいないからだ。 むしろ韓国大統領選挙では野党候補の一本化問題、正修奨学会、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の訪朝期間の発言の真偽などが主要イシューになっている。 実際、こういうものは国のビジョンとは距離がある。

  3つ目、韓国大統領選挙では、ライバル候補のささいな弱点を浮き彫りにするネガティブ戦略が選挙の終盤に差し掛かるほど激しくなるのも残念だ。 こうしたネガティブ戦略は結局、候補個人の能力よりも非常に厳格な道徳的検証に重心が傾くため、大統領選挙を過去を暴く争いの場に転落させやすい。 これに対して米大統領選挙では、致命的な問題でない限り、こうした攻防はあまり見られない。

  大統領の任期が変わらなければ、両国で同時に大統領選挙が行われるのは20年後となる。 その時は両国の大統領選挙を比較しながら、韓国の政治から学ぶ点が多い状況になることを期待したい。

  ユ・スングォン米ミズーリ大教授兼付設アジアセンター副所長

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