私が韓国が好きな理由は、韓国を知れば知るほど新しいことが出てくるという点だ。 私が韓国の慣習と儀式を理解したと感じ始めた瞬間、別のミステリーが表れて疑問は続く。 その一つが韓国人の‘朝食会’だ。 朝食会はほとんど午前６時３０分から午前７時の間に開かれる。朝寝坊を考慮した朝食会でも午前８時には始まる。 韓国の交通状況を勘案すると、出席者は午前５時－６時３０分に起床しなければならないということだ。 私が思うに韓国成人男性の半分は各種朝食会に出席しているようだ。 夜遅くまで酒の席にいる人が早朝から朝食会に出るのを見ると、どうすればそんなことができるのか、まさにミステリーだ。

韓国では毎朝のように多くのロータリークラブ会員がホテルを埋める。 人口との比率を考えると、韓国は世界のどの国よりもロータリークラブ支部が多いはずだ。 各大学ではほとんどすべての学科に卒業生の集まりがある。 各大学はさらに最高経営責任者のための会合を設け、こうした会合は早朝ゴルフなどメンバーがより親密に交流する‘細部会合’に枝分かれする。 企業では研修会や教育セミナーを開き、最新トレンドと政策に遅れないよう数え切れないほど多くのフォーラムが結成されている。 私も環境・金融・観光から女性人権にいたるまで、５、６件のフォーラムに身を置いている。

駐韓米国商工会議所、全国経済人連合会（全経連）、専門職種別の会合、ＣＥＯ朝食会のように財界の各種会合もある。 韓国人は職場の内外に関係なく集まることを好む。 いつか米国の友人に私が定例的に出席する会合の話をしたところ、その友人の最初の反応は「それでいつ寝るのか」だった（私は主に日曜日に寝溜めする）。


夜は酒の席、早朝に朝食会…韓国はミステリー（２）