【グローバルアイ】日本の今年の流行語「忖度」…官僚の態度が話題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.15 10:35
忖度(他人の心をおしはかること)という言葉は日本で2017年の「今年の流行語」に選ばれた。もともとは良い意味だったが、加計・森友学園スキャンダルに関連して使われながら否定的な意味に変わった。
最近、日本の政界では新しい次元の「忖度」が出てきている。誰がうまく忖度するかを見せるかのように官僚の態度が話題になっている。最近新しく登場した人物は柳瀬唯夫・経済産業審議官だ。日本の省庁で審議官は事務次官に次ぐ「ナンバー3」にあたる。
問題の発端は3年前、彼が首相秘書官をしていた時期に遡る。彼が加計学園の獣医学部新設問題に関し「首相案件」として事業の推進に圧力を加えたという会議の資料が発見された。当初は「会議をした記憶はない」と話していたが、世論が悪化すると「会議に参加したという側に記憶を調整」することになった。しかし国会に出席して「相手が10人もいて誰か思い出せない。名刺も残っていない」と述べ、不利な記憶には依然としてとぼける姿を見せた。