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【コラム】“愛煙家”金正恩、病院の病床に腰掛けて…(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.25 17:21
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金正日は英国製ロスマンズ・ダンヒルと米国産マルボロを好んだと把握されている。 また金正恩(キム・ジョンウン)はフランス製イブサンローランを好む。 息子・孫とは違い、金日成(キム・イルソン)は北朝鮮たばこにこだわっていたのだから、後継者の外国たばこ好きには不満を感じているかもしれない。 09年の世界保健機関(WHO)の資料を見ると、北朝鮮成人の男性の52.3%が喫煙している。 アジア最高レベルで、世界最高水準のキューバ並みだ。 北朝鮮で生産される代表的なたばこの種類だけで20以上にのぼる。 経済レベルでみると、たばこ共和国といえるほどだ。

数日前に北朝鮮中央通信が放送した金正恩第1書記の喫煙場面の写真が話題になっている。 問題はそこが病院という点だ。 平壌に建設している大成山総合病院を訪れた金正恩が病室の寝床に腰掛けてたばこを吸ったのだ。 絶対権力者の喫煙に場所など関係はないが、病院での喫煙はやり過ぎだという指摘だ。 「薬を出すところ」という案内板を見て「国際公用語(英語)も一緒に表記しなさい」と指示した欧州早期留学派指導者の開放的イメージは隠れてしまった。

 
喫煙が与える否定的なイメージのためか。 朝鮮中央通信は昨年8月に軍部隊を訪問した金正恩の喫煙場面を出したが、手にあったたばこを消した。 しかしもくもくと広がるたばこの煙を消していないことが分かり、恥を買った。 先月ロケット挑発をした金正恩は国連安保理制裁に対抗し、昨日「米国を狙った核実験」と脅迫した。 執権2年目に体制の命運をかけたギャンブルに出たのだ。 29歳の青年指導者・金正恩の時と場所を考えない喫煙は、焦燥感のためである公算が大きい。

李永鐘(イ・ヨンジョン)政治部門次長


【コラム】“愛煙家”金正恩、病院の病床に腰掛けて…(1)

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