酵母3万種に40年間取り組んだ大隅氏「人のやらないことに挑戦する喜び」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.05 09:01
「人のやらないことに挑戦し、流行に乗らないのが信条です。小さなこと(発見)でも世界で初めてなんだと胸を躍らせることが科学の真の面白さです」。
3日夜、東京工業大東京キャンパス記者会見場。ノーベル生理学・医学受賞者の大隅良典栄誉教授(71)は基礎科学よりも応用を重視する風潮に流されない自分だけの方式(my way)を強調した。あわせて「科学が実際に役に立つのは10年後、100年後かもしれない」とし「科学にはゴールがなく、私は今でも(研究対象である)酵母にさまざまな問いを立てている」と話した。大隅氏は生物が細胞中に溜まった不必要な物質を分解して再利用するオートファジー(autophagy、自食作用)現象を突き止めて科学者として最高の栄誉を抱くことになった。