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酵母3万種に40年間取り組んだ大隅氏「人のやらないことに挑戦する喜び」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.05 09:01
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「人のやらないことに挑戦し、流行に乗らないのが信条です。小さなこと(発見)でも世界で初めてなんだと胸を躍らせることが科学の真の面白さです」。

3日夜、東京工業大東京キャンパス記者会見場。ノーベル生理学・医学受賞者の大隅良典栄誉教授(71)は基礎科学よりも応用を重視する風潮に流されない自分だけの方式(my way)を強調した。あわせて「科学が実際に役に立つのは10年後、100年後かもしれない」とし「科学にはゴールがなく、私は今でも(研究対象である)酵母にさまざまな問いを立てている」と話した。大隅氏は生物が細胞中に溜まった不必要な物質を分解して再利用するオートファジー(autophagy、自食作用)現象を突き止めて科学者として最高の栄誉を抱くことになった。

 
大隅氏は「情報は必ず顕微鏡の中にある」という信念で1976年から40年間、酵母の研究一筋で道を歩いてきた。88年、単細胞生物である酵母でオートファジー現象を観察してから3万8000種の突然変異酵母を検査した。その結果を93年の論文で発表し、これがノーベル賞の受賞につながった。

大隅氏は今でも研究室で学生たちと一緒に酵母を観察している。73年にノーベル物理学賞を受賞した横浜薬科大学の江崎玲於奈学長は「大隅教授の研究は周りを気にしない研究方式で、独創性に優れている」と述べた。それが生物学で「コロンブスの新大陸発見」に匹敵するオートファジー解明の道を開いたということだ。

日本のノーベル科学賞受賞が例年行事になったのは、生涯で一つの分野を深める科学者の情熱と自由な研究風土が一役買っている。日本特有の匠の精神とも重なる。ヒューマンストーリーがない受賞が珍しいのはこのためだ。

もう一つは基礎科学研究の環境だ。高度成長期に構築したしっかりとした研究基盤を外すことはできない。大隅氏の研究も96~2009年愛知県の国立基礎生物学研究所在職時代に大きな進展を遂げた。同研究所は日本基礎生物学研究のメッカで、今後もノーベル科学賞の受賞に貢献することが期待されている。

中小企業に入り、やりたい研究に集中したことも日本が22人のノーベル科学賞受賞者を輩出した理由だ。青色発光ダイオード(LED)を初めて開発して2014年にノーベル物理学賞を受賞した米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の中村修二教授は同年訪韓して「日本人のノーベル賞受賞者のうち、企業家はみな小企業の出身」と話した。中村氏は「大企業は多くの報告段階や官僚化されたシステムを備えていて破格的あるいは新しい研究をやりにくい」と説明した。

日本政府も基礎科学の振興に積極的に取り組んでいる。2001年「第2期科学技術基本計画」を通じて50年間で30人の科学賞受賞者の輩出を目標に掲げた。2000年以降、17人の受賞者を輩出していて現在の目標を大きく上回っているといえる。学校教育や社会全般では科学を重視する雰囲気も強い。

半面、韓国の場合、短期成果主義に執着する傾向がある。そのような風潮を脱して自由に研究しようという趣旨で作られた韓国研究財団の冒険研究事業(SGER)は1年後の年次評価を経て半分が脱落した。ソン・ヒギョン議員(セヌリ党)が同財団から提出を受けた資料によると、2014年SGER事業1次選定課題69件のうち年次評価を通過した課題は35件(49%)であることが4日、確認された。それも相対評価に通じてだった。ソン議員は「失敗を許容して挑戦を認めようと導入された事業が正反対に運営されている」とし「相対評価によって研究者の研究意志が削がれないよう制度の改善が必要だ」と話した。

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