【コラム】光よりも影が濃厚な中国経済=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.07 16:03
中国経済が軟着陸するためには克服すべき障害物が少なくない。まずは「ゾンビ企業」の存在だ。過剰生産を減らすためのスリム化が避けられない。しかし年間750万人の大学卒業生が労働市場に新たに入ってくる。雇用安定を重視する政策基調が変わらない限り、競争力のないゾンビ企業の退出は容易ではない。日本が「失われた20年」を経験したのも限界企業の整理に失敗したためだ。
低出産・高齢化の弊害も侮れない。平均出産率は1.6人に過ぎない。60歳以上の人口比率が15%に達する。男性と女性が118対100で性比不均衡の問題が深刻だ。1つ鼓舞的な現象は中年層(median age)が37歳で、米国の38歳、欧州平均の41.7歳、日本の46.5歳、ドイツ46.2歳に比べて低いという点だ。