【コラム】多文化社会の敵…韓国の放送番組の扇情性(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2012.07.11 17:13
MBCの立場で事態を眺める必要もある。 MBCは最近、ストのため内部のトラブルが多い状況だ。 問題の映像は外注制作で、MBCはその映像の放映を許可しただけだ。 恐らく許可の過程であまり深く考えなかったようだ。 もちろんMBCが現在のように勤務職員が不足していたり、勤務職員の疲労が累積している状況でなかったとすれば、この映像は放送されていなかったはずだ。 しかしすでに放送されたものに対して弁解の余地はなさそうだ。 MBCは問題の放送について謝罪するのが正しい。
韓国に10年近く住んでいる私自身、一度もこうした人種差別を経験したことがないと言っておきたい。 いや、一度、暴力団員のような人が私に「ヤンキーは家に帰れ」と叫んだことがある。 しかしこのケースを除いてすべての韓国人は親切だった。 したがって私は公共メディアがいったいなぜ、外国人に対する韓国人の感情を歪曲して伝えるのかが気になる。