【社説】注目される日中の合同軍事訓練合意
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.01 07:33
日本と中国が初めて合同軍事訓練を行う。早ければ来年になるという。先週末に日本を訪問した梁光烈国防相と北沢俊美防衛相は「適切な時期に中国海軍と日本海上自衛隊が捜索および救助共同訓練を実施することにした」と共同声明で明らかにした。災難救助訓練とはいえ、歴史的ライバルの日本と中国が北東アジア海域で軍事訓練を共同で行うというのは、注目すべき変化に違いない。
日本自民党政権当時も日中間の軍事交流と協力に関する議論はあったが、目立った進展はなかった。しかしアジア外交を重視する鳩山由紀夫首相の民主党政権が発足したことで、これが加速する動きだ。両国は合同軍事訓練のほか、軍高官と軍艦の相互訪問、次官級協議の定例化など9項目の協力案に合意した。沖縄普天間米軍基地移転をめぐる日米間の葛藤が深まっている状況であるだけに、日中が合意した軍事協力の本格化は目を引くしかない。