現代車グループ、BMW高性能車専門家を招へい(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.23 09:36
現代車の戦略はトヨタが歩んだ道でもある。トヨタは1980年代に成長を本格化し、89年にレクサスを出した。これを契機にトヨタは1995-2000年に成長の質を変えた。この期間、トヨタの売上高は年平均4%ほど増えた。過去の高度成長期に達しなかった。しかし営業利益は年平均20%以上ずつ増えた。サムスン証券のイム・ウンギョン研究員は「現代車も2020年までに成長の内容を高度化すべき」と述べた。現代車の米国市場シェアは2007年の2.9%から2011年には5.1%に急成長したが、最近は停滞状態にある。
ビアマン氏の画竜点睛のための現代車内部の準備は終わった。現代・起亜車は昨年、ドイツのニュルブルクリンクサーキットに欧州テストセンターを完成した。世界的に最も過酷なテストが可能という地域だ。また、今年、世界ラリー選手権(WRC)にまた参加し、レーシングにも参入した。8月のドイツラリーでは韓国企業では初めて優勝し、可能性も立証した。このような現代車の高性能プレミアム車は「N」という別のブランドで出る可能性が高い。レクサスという別のブランドを作ったトヨタよりBMWのMシリーズに近い戦略だ。すでに現代と起亜に分かれたブランドが作用した側面もある。