1000億誘致のスタートアップ「0」…東南アジアに遅れるIT韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.15 09:53
#イスラム教の国では「犠牲祭(IdulAdha)」の時期に独特の風俗がある。富豪がイスラム寺院にいけにえの羊(Kurban)を寄付すると庶民がその肉をもらっていく。インドネシアの電子商取引会社トコペディアはいけにえの羊を寺院に配送するサービスを出した。富豪が汚れた寺院を訪ねることを敬遠するという点に着眼した。ジャカルタ市内の衛生と交通環境改善効果までもたらしたこのサービスはヒット商品になった。斬新なアイデアでショッピング族に食い込んだトコペディアは2009年の設立から6年で取引額1兆ウォンを超えるほど急成長した。2014年にはソフトバンクなどがインドネシア企業史上最大となる1億ドルをこの会社に投資した。
#タイのフィンテック企業オミセは2015年に「オミセゴー」という仮想通貨を発行した。このICO(仮想通貨公開)には実に2500万ドルの投資金が集まった。タイ財務省の「キャッシュレス決済政策」と「Unbank the Banked(銀行中心から抜け出そう)」を旗印に掲げたオミセのフィンテック戦略が合致した。イーサリアム基盤で汎用性と決済便宜性を確保したオミセゴーは現在タイ国内のマクドナルド、バーガーキングやコーヒーショップなどで決済手段として使え、航空券を買ったり送金することもできる。