【取材日記】中国語通訳なしでは討論できない韓国の外交官
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.02 11:30
朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国訪問を終えた。韓国政府は韓中関係が一段階アップグレードされたと広報する。朴大統領に対する中国の破格な儀典やメディアの関心を見ればある程度合っている。特に朴大統領のソフト外交のおかげで韓国に対する一部中国人の否定的な見方が払拭されたのは事実だ。しかしもっと重要なのは今回の首脳会談の成果をどのように最大化・持続化するかということだ。このためには対中外交の反省がなければならない。
まず外交部中心の単線外交を全方向外交に変えなければならない。駐中韓国大使館の外交官の間で情報共有ができていないと言えば信じる人はいるだろうか。ところが現実はそうだ。政務1(外交部)、政務2(国家情報院)、経済、領事など独自に外交活動をする各館長駐在官の間に基礎情報を除くと各自別の財布を持っている。公使の間で情報共有もできないほどだ。だから各官庁から派遣された駐在官は外交官というにもきまりが悪い。何かを知っていればこそ、中国のカウンターパートと話ができるというものではないだろうか。なるほど彼らの主な仕事が所属官庁がさせる調査と北京を訪問する本部のお客の接待であるわけだ税金浪費と言わざるを得ない。