【時論】原子力発電に対する誤解とエネルギー大計=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.21 11:08
事実の歪曲は脱原発と脱石炭の代案として再生可能エネルギーとともにガス発電を拡大するということからも現れる。現在の脱原発政策によると2030年まで新規原発8基の取り消し、運営許可満了原発11基の停止により合計2万700キロワットの原発と6800キロワットの石炭火力がガスと再生可能エネルギーで代替される。これに伴い主に原発がガス発電で代替されるが、パリ気候変動協約を履行しなければならない状況でガス使用による温室効果ガス発生増加は二律背反的だ。
一方、最近低下しているガス価格のおかげで、ガス発電で原発を代替する場合、電力料金引き上げは30%程度になると予想されるが、今後米国のシェールガス輸出拡大政策などにより世界的にガス需要が増加し、これに伴い今後相当なガス価格上昇が誘発される場合、電力料金引き上げが大きな問題になりかねない。