【社説】過去最高実績のサムスン電子、リーダーシップの空白解決が課題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.14 10:13
サムスン電子が過去最高の実績を出した。連結基準で7-9月期の売上高は62兆ウォン(約6兆1500億円)、営業利益は14兆5000億ウォンだった。情報技術(IT)企業でない製造企業が23.4%の営業利益率となった。営業利益基準で毎日1600億ウォン近く稼いだということだ。今年1-9月の営業利益は38兆4600億ウォンと、年間で最大となった2013年(36兆7900億ウォン)をすでに超えた。半導体の実績好調のおかげだ。
輝かしい実績にもかかわらず、会社内外の雰囲気は複雑で微妙だ。何よりも半導体に利益が大きく偏っているのが心配される。市場では7-9月期の半導体部門の営業利益だけで10兆ウォンに達すると分析されている。全体利益の3分の2が半導体で生じたのだ。しかし半導体の好況がいつまで続くかは分からない。中国が来年からメモリー半導体の生産を本格化する。すでにスマートフォン・家電部門では中国企業が追撃している。「半導体の次の事業」が急がれる。