韓経:【コラム】大統領がセールス外交に出るというが…=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.28 11:59
この頃、日本のホットイシューは原子力発電所だ。日本経済新聞が連日にわたり原発関連の記事を1面トップにあげるほどだ。25日付のトップ記事は日本が1兆円規模の英国の原発を受注したという内容だったし、26日付は福井県の高浜原発が再稼働に入り、電気料金を引き下げることになったという記事だ。同じ原発の話だが、原発の輸出と自国内の原発再稼働が同じ内容であるはずがない。しかし少なくとも韓国だけは骨身にしみるように受け止めなければならない単一事案だ。
知ってのとおり日本は2011年の福島原発事故以降、「原発ゼロ(0)政策」を展開した。54の原発の稼働を中断した。そんな日本政府が再び原発を稼動することになったところには2つの理由がある。電力不足が、産業はもちろん国民生活全般に深刻な打撃を与えた。原発を化石燃料発電に代えながら電気料金だけがうなぎのぼりで上昇した。だが代案はなかった。もう1つの理由は経済回復だ。日本は今や社会間接資本(SOC)を輸出せずには成長が容易ではない産業構造だ。ところで自国ですら稼働をあきらめた原発を誰が買い入れるだろうか。