ＦＣソウルのセノール・ギュネス監督（５６）が人気だ。 ロシアの名門チームや条件が良いＪリーグからオフォーを受けたが、ＦＣソウルに残ることにした。

トルコ紙は２９日午前（日本時間）、セノール・ギュネスＦＣソウル監督がロシアのＣＳＫＡモスクワと日本Ｊリーグ２球団からオフォーを受けた、と報じた。 ＣＳＫＡモスクワは０５年、欧州サッカー連盟カップで頂点に立った名門。 日本のクラブも資金力でＦＣソウルを圧倒する好条件を提示した。

しかしギュネス監督は「ＦＣソウルでもう１年する。 今は球団と冬季合宿地について話し合っている。 今年もトルコのアンタリアへ行くことになりそうだ」と話した。

０７年に就任したギュネス監督の契約期間は来年まで。 しかし内心は少し違う。 ２年後に双方が契約を再交渉するというオプションがあった。 ギュネス監督は決心しだいでは十分にＦＣソウルを離れることもできた。

ギュネス監督は水原三星（スウォン・サムソン）とのチャンピオン決定戦（７日）を終え、１０日のＫリーグ授賞式に出席した後、契約延長を確定せずにトルコへ向かった。 このためＦＣソウルは契約中断に対応した「Ｂプラン」も検討した。

ギュネス監督は指揮官を引き受けた初年、６強プレーオフで脱落したが、２年目のシーズンはチームカラーを完全に変え、リーグ２位に導いた。 来年はアジアチャンピオンズリーグにも挑戦する。