【コラム】日本が見習うべき韓国人の愛情表現法
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.08 09:09
少し前に江原道(カンウォンド)の鉄原(チョルウォン)まで行く観光列車「DMZ(非武装地帯)トレイン」に乗った。南北分断の現場を小学生の息子に見せてあげたいと思ったからだ。列車内は50代と思われる団体観光客でぎっしり埋まっていた。彼らはゆったりと何かを食べながら話していた。終点の白馬(ペンマ)高地駅に降りた後、安保観光ツアーが始まると団体観光客の雰囲気ががらりと変わった。目の前に南方限界線の鉄柵が近づく緊張感の中でも、多くの人々が男女単位で手を握ったり腕や肩を組んだりして歩いていた。日本では見られない姿に私は率直に驚き、恥ずかしかった。
韓国人が、日本人について持っている誤解の1つが「日本人は愛情表現が開放的」というものだ。
実際ソウルに住む多くの日本人たちは「韓国こそ愛情表現の先進国」と口をそろえる。日本では、子供が生まると夫婦が子供の前で手を握る姿をほとんど見せない。ところが韓国の若いカップルは公共の場所でも互いに目をぴたっと合わせて感情を色濃く表現する。こうした場面を見るたびに多くの日本人たちは驚く。