【時視各角】わずか60.3点、それが問題だ=韓国(2)

【時視各角】わずか60.3点、それが問題だ=韓国(2)

2014年11月07日10時59分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国の子供たちの睡眠・休息は非常に不足している。登校時間も早いが、全体の授業時間が長いのが問題だ。実は、それよりさらに大きな問題は画一的な教育内容だ。生徒が少し遅く登校したからといって、学校が創意と自律の空間に「自動変身」はしない。今の構造と慣行であれば「勉強総量不変の法則」が通じるかもしれない。朝の睡眠が増えた分だけ就寝が遅くなるということだ。「9時登校」に合うよう学校・職場が変わらなければ、共稼ぎ夫婦だけが痛手を受ける恐れがある。だが、どうにかして変わらなくてはいけないほどに韓国の子供たちの教育環境は、ぎゅうぎゅう詰めになっている。60.3点、54.8点はその象徴的数字だ。子供たちを画一的な学業ストレスから解放しようという議論の円卓になれば、「9時登校」は検討してみる価値はある。

  朴槿恵(パク・クネ)政権の核心アジェンダは、創造経済だ。創意と革新で新しい未来を作り出そうという意味だ。多くの人がその趣旨自体には共感する。ところが教育現場をそんな風に変えようと聞けば、反対は侮れない。「人文学的想像力」「世の中を変える新しい考え」「融合と統合の時代」を叫びながらも、子供たちには息をする暇も与えない。言葉と行動の分裂症が遠慮なく幅をきかせる。キム・ヨン世界銀行総裁は昨年訪韓した際に「朝8時から夜11時まで授業するような環境で、創意的人材が出てくることはできない」と言及した。5年間でサイバー中毒の高リスク群の生徒は7倍に増えた。子供の3.6%が「深刻に」自殺衝動を感じたという調査も出てきた。大韓民国の子供たちの心は傷ついて疲れている。何とかして突破口が必要だ。

  イ・ギュヨン論説委員

  

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