<韓国旅客船沈没>船長「事故の瞬間、船員だけは生きなければという考え」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.16 08:59
旅客船「セウォル号」のイ・ジュンソク船長(69)を含む船員15人は、約440人の乗客を退船させる場合、自分たちが後まわしになることを知りながら、退船放送をせず先に脱出したことが分かった。イ船長は乗客救護措置を取らずに逃げた「不作為による殺人」容疑の動機について、「船員だけは何とか生きなければいけないと考えた」と述べたことが確認された。
検警合同捜査本部(本部長アン・サンドン検事長)は15日、セウォル号沈没事故の当日、乗客救助の責任が最も大きいイ船長とカン・ウォンシク1等航海士(42)、キム・ヨンホ2等航海士(47)、パク・キホ機関長(58)の4人を拘束、起訴した。合同捜査本部は確認された犠牲者284人に対する殺人容疑などを適用した。生死が確認されていない行方不明者20人は被害者から除いた。