【社説】与野党の政争中断宣言、行動で実践せよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.28 11:44
久しぶりに汝矣島(ヨイド)からうれしい便りが飛び込んできた。野党民主党のキム・ハンギル代表が26日に京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の海軍第2艦隊で、「民主党執権10年は西海(ソヘ、黄海)の北方限界線(NLL)を強硬に守った10年だった。民主党はいまも未来もNLLを死守するのに先導するだろう」と話した。事実民主党はずっとこのような立場だった。しかし昨年10月以降、与党セヌリ党は、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が2007年に南北首脳会談でNLLを放棄するかのような発言をした」と主張し、民主党もNLLに対する立場を明らかにすべきだと要求してきた。この日の発言はセヌリ党の要求を一定部分で受け入れたものだ。民主党のチョン・ビョンホン院内代表はこの日、NLLをめぐる議論の永久終息宣言をしようという提案もした。
それから1時間余り後、セヌリ党のチェ・ギョンファン院内代表もNLL政争中断の意向を明らかにした。チェ院内代表は、「NLL関連対話録紛失問題に対しては検察捜査に任せ、政界があれこれ言うべきではないという点を何回も明らかにしてきた。これからセヌリ党はNLLと関連した一切の政争を中断する」と述べた。野党陣営を刺激しないという意味だ。