【社説】安倍、平和憲法を守れという理性的な民心に耳を傾けるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.21 07:43
安倍政権が集団的自衛権関連の安保法案を強行処理したことに対し、日本国民が怒っている。先週末、東京・名古屋など日本全域に広がった激しいデモでは、「アベ政治を許さない」というスローガンが波打った。強行処理後に安倍内閣の支持率は急落し、18日の世論調査では「支持しない」という回答が51%となった。初めて半分を超えたのだ。一方、「支持する」という回答は35%にすぎず、政権の支持率は過去最悪となった。
第2次世界大戦後、日本は二度と戦争の悲劇を繰り返さないという念願の中で「平和憲法」を制定し、よく守ってきた。振り返ると、「戦争をしない国」という表現に圧縮される平和体制が、日本を戦争の灰の中から経済大国に飛躍させた核心の秘訣だった。米国の保護の中、国防に注ぐべき人的・物的資源を経済発展に投入することで、今日の繁栄を成し遂げたのだ。これは誰よりも日本人がよく知っているはずだ。