「スティーブ・ジョブズの革新が消えた」という否定的な評価の中でも、今回の新しいｉＰｈｏｎｅのデビューはひとまず“合格点”という反応だ。アップルはＩＴ専門ブログ「オールシングスデジタル」に、「新しいｉＰｈｏｎｅの需要が信じ難いほど多い」と明らかにした。ウォールストリートジャーナル（ＷＳＪ）はアップルが中国のメーカーにより多くの５Ｓゴールドカラーモデルを供給するよう要請したと報道した。

問題は安定した供給だ。アップルは昨年、ｉＰｈｏｎｅ５を発売して最初の週に５００万台以上の販売高を予想したが供給に支障が生じて実際の販売量は期待を下回ったという痛い記憶がある。市場調査機関ヤンキーグループのカール・ハウアナリストは「最大７００万台の販売が予想されるが、供給が足りなくなる場合は販売量が５００万台を下回る可能性がある」と指摘した。

今回のアップルのｉＰｈｏｎｅ新製品の第１次発売国リストに韓国は含まれなかった。昨年９月に公開されたｉＰｈｏｎｅ５が韓国では昨年１２月に発売された点から今回の５Ｓ・５Ｃは早くて１１月頃に韓国内で発売されると予想されている。

一方アップルはｉＰｈｏｎｅの発売に合わせて新しいモバイル基本ソフト（ＯＳ）である「ｉＯＳ ７」をリリースした。マルチタスキングやカメラ機能を向上させることができ、Ｗｉ－Ｆｉで周辺の人々とコンテンツを共有できる。

盗難に遭ったｉＰｈｏｎｅデータの削除も可能だ。だがパスワードで解除できるロックスクリーンで電話をかけたりスマートフォンに保存された写真を見たりすることができるバグが発見されて論議になっている。韓国内でもモバイルメッセンジャーのカカオトークの友人リストが消えたり一部のゲームが作動しなかったりするなどのエラーが発見された。


日本など１１カ国でｉＰｈｏｎｅ５Ｓ・５Ｃ発売…韓国は１１月頃か（１）