韓米FTA改正、論理には論理で(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.18 14:47
韓米FTAは交渉に1年余りかかったし、交渉妥結後に両国の議会の同意を受けて発効されるまでに約5年がかかった。この5年間に両国の大統領は変わり、協定文を2回書き直すという迂余曲折も経験した。特に、米国は2008年リーマン・ブラザーズ事態以降、自動車3社が倒産状況に達し、オバマ政権が量的緩和で経済再生に突入して、自動車部門などの再交渉(2010年11月)の背景になった。
通常、経済が悪化すると保護主義の誘惑が頭をもたげるてくるようになる。今はどうか。先進経済圏の中で米国が最も堅実な回復を示していて、失業率は記録的となる低い指標を示しながら通貨回収のために利率も数回も引き上げている。米国が一方通行式の主張から抜け出して冷めつつある多国間交易体制の伸長と友好国との同伴成長のためにリーダーシップを発揮しなければならない時期だ。