石窟庵本尊仏の台座が2つに分離、深さ20センチの亀裂に強化剤=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.17 12:43
文化財研究所はまた、2012年に内視鏡を通じて本尊仏と台座の隙間を調査した。本尊仏と台座が分離した隙間のうち、本尊仏左膝、太股外側部分、臀部など4つの隙間に内視鏡を入れてだ。その結果4つの鉄片が確認された。資料では「本尊仏を支える台座の面積が狭く接合が不安な状態のため隙間を鉄片で支持しているもの。これは非常に不安定な構造」と指摘している。本尊仏と台座が接している面積が狭く、外縁の一部だけが接触しており局部荷重による問題が発生する可能性があるということだ。
しかしキム研究官は、「鉄片は主に本尊仏中央の袈裟の下に集中しており、力を受ける位置ではないと判断する。内視鏡を入れられる位置が制限されているため4カ所だけで見つかったもので、実際にどれだけ多くの鉄片があるかはわからない」と話した。