<サッカー>アジアCL最強国だが…韓国では観客入らず、外国では満員
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.22 10:47
アジアでは最強だが、韓国国内では大きな注目を受けられない。プロサッカーKリーグの悲しい自画像だ。サッカー韓国代表の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは世界56位で、アジアでは4位。しかしKリーグはアジア最高の結果を出している。アジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグで5回連続で決勝に進出している。AFC史上初めての記録だ。2009、2010、2012年には浦項スティーラーズ、城南一和、蔚山現代がチャンピオンとなり、2011年には全北現代が準優勝した。今年もFCソウルが中国の広州恒大と決勝戦を行う。この5年間、Kリーグは5チームが決勝に進出した。Kリーグの上位チームはアジアでもトップレベルということだ。
中国の巨大不動産グループの恒大が運営する広州恒大は年間予算が1200億ウォン(約110億円)にのぼる。FCソウルの約6倍だ。王室が関与する中東のクラブもオイルマネーを注ぎ込む。日本はアジアで最もシステムがよく整っている。こうした環境の中でもKリーグがアジアトップレベルを維持する競争力は何か。
中国プロサッカーと日本Jリーグを経験した蔚山現代のパク・ドンヒョク(34)は「精神力と規律は韓国が最高レベル。中国は一人っ子の家庭が多いためか、選手がマナーを欠く。時間もあまり守らず、コーチングスタッフの指示に従わないことも多い。また韓国の選手はAFCチャンピオンズリーグで中国や日本と対戦すれば、国を代表するという気持ちで試合に集中する」と話した。米国のウォールストリートジャーナルも昨年11月、「韓国が2002ワールドカップ(W杯)で4強入りし、クラブのレベルでアジア最強を維持しているのは愛国心のおかげ」と分析した。