【噴水台】グリーンシュート
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.19 14:37
来月6日に総選挙を控えた英国。 13年ぶりの政権交代を狙う保守党は印象的なポスターを掲げた。 大きな足の下にわずかに見えるほどの新芽が怯えている絵だ。 足の正体は税金と負債であり、新芽は経済回復の信号だ。 執権労働党の財政拡大政策が、息を吹き返し始めた経済を踏みつぶすというメッセージだ。
小さな芽は保守党と関係がある。 経済的な意味として最初に保守党の人物がこの言葉を使ったからだ。 1992年4月の総選挙で執権保守党は敗色が濃厚だった。 91年秋から当時の財務相ノーマン・ラモントはこうした言葉で雰囲気を盛り上げようとした。 「経済回復のグリーンシュートが出てきている」。現実を把握していない声だという非難があふれたが、保守党は予想を覆して勝利した。