新居に入ったウトロ地区住民、文大統領に感謝の手紙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.07 13:58
強制退去の危機を脱したウトロ地区の住民が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と大韓民国に感謝の手紙を送ってきた。ウトロ住民会(会長オム・ミョンブ)一同は6日、「ウトロ歴史館のための市民の会」に送ってきた手紙で「30年間続いた強制退去の危機から解放され、再開発された市営住宅に入居することにできたのは、ひとえに参与政府時代に文在寅大統領秘書室長が率先して問題解決に動いてくれたおかげ」と綴った。
ウトロ地区は日帝強占期だった1941年、京都飛行場の建設に動員された朝鮮人労働者によって形成されたところで、2004年に強制退去の危機に直面していた。土地購入者が「ウトロ地区は無許可地域」としながら強制撤去を進めたためだ。
ウトロ地区住民のことが世間に知られるようになり、日本人や韓国の市民団体などが寄付を集めた。2007年、韓国政府はウトロ地区の住民のための支援金を集めて土地を買い取り、住民再入居の保障を前提に日本政府による再開発が進められた。