【社説】アンネの家訪問した安倍首相の本心は何か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.26 08:43
核安保首脳会議参加のためにオランダを訪問した安倍晋三首相が23日、アムステルダムにある「アンネの家」を訪れた。ユダヤ人少女アンネがナチの迫害を避け、2年間隠れて過ごして日記を書いた家を博物館に改造したところだ。この場で安倍首相は「20世紀は戦争の世紀で人権が抑圧された」とし、「歴史の事実に謙虚に向き合い、事実を次世代に語り継いで世界平和を実現したい」と話した。
アンネの家はナチの反ユダヤ的人種差別主義にともなうユダヤ人の犠牲を象徴する場所だ。ナチのホロコーストで第2次世界大戦の期間中、約600万人のユダヤ人が命を落とした。ナチが火をつけた軍国主義的侵略戦争の狂気がヨーロッパを襲う頃、アジアでは日本が侵略戦争を起こした。安倍首相がアンネの家を探して世界平和を誓ったことは一見評価することだ。問題は胸の内だ。