サムスン電子、今年から定年60歳に延長…「狭間世代」救う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.28 10:52
サムスン電子が55歳の定年を今年から60歳に延長する。56歳から給料が減る「賃金ピーク制」を適用する。2016年に義務化される60歳定年を操り上げて実施するのは大手企業の中でサムスン電子が初めてだ。国会は昨年4月に定年60歳に義務化する法律(雇用上年齢差別禁止および高齢者雇用促進に関する法律)を通過させた。
サムスングループの関係者は27日「法改正にともなう混乱を減らし、職員の志気を盛り上げて競争力を維持するためにこうした措置を取った」と明らかにした。サムスン電子の定年延長は、56歳から毎年給料の10%ずつ削る賃金ピーク制を適用する。56歳には55歳の時にもらった給料の10%を削り、57歳にはさらに前年の10%分を減らす。こうすると56歳には55歳時の給料の90%、57歳には81%分を受けとることになる。退職する60歳時の給料は55歳時の60%ほどだ。賃金ピーク制が適用される5年間の給料平均は55歳時の70%水準だ。会社側は今回の措置で労働者が入社した後、退職するまでの所得(生涯所得)が25%ほど増えると説明した。