チョン・ユンフェ氏「私が背後というのは安っぽい陰謀説…国が心配」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.01 10:52
チョン・ユンフェ氏は私的な席で「1997年から10年間、政治家・朴槿恵(パク・クネ)の秘書室長を務めた」と話したことがある。そしてハンナラ党の党内選挙が行われていた2007年、自分がチェ・テミン牧師の娘婿ということが問題になると、秘書室長職から退いたと語った。チェ牧師は70年代、朴槿恵氏と親しくなり、これは反対勢力が朴槿恵候補を攻撃する材料となった。
朴大統領の人事失策が続くと、今年に入って「青瓦台外の秘線」疑惑が提起され、チョン氏に焦点が合わされた。青瓦台の最側近秘書官3人(李在万、チョン・ホソン、アン・ボングン)はともにチョン室長と一緒に仕事をした。チョン・ユンフェ氏-側近3人のつながりに対する疑惑に加え、朴大統領の弟・朴志晩(パク・ジマン)EG会長が「チョン氏が誰かに私を尾行させた」と主張したことで、チョン氏は「影の実力者」という攻撃を受けた。
沈黙していたチョン氏は7月9日、中央日報のインタビューで初めて口を開いた。チョン氏は「やましいことは全くないので調査すればいい。その代わり虚偽であることが確認されれば攻撃した人は責任を取るべきだろう」と述べた。チョン氏は「野党とメディアが流言にもてあそばれている」と嘆いた。実際、チョン氏は「朴志晩尾行説」を報じた時事ジャーナルを告訴し、産経新聞の件では参考人調査に応じ、朴大統領に会ったことはないと明らかにした。