焼き肉、在日同胞が苦労して守った韓国プルコギ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.06.18 16:34
鶴橋の有名精肉店に立ち寄った。焼き肉とホルモンを専門にしている。在日同胞がこの地域に集まって住み始めた日本崩壊時代(1945年)にオープンし、70余年にわたって商売を続けている。社長の竹島さん(54)の説明だ。
「韓国名をそのまま使っています。ウルテ(声帯)、テッチャン(大腸)、カルビ、センマイ(千葉)…。最近、内蔵の値段が上がりました。焼き肉が全国的に人気を呼んでいるからです」
一番人気の部位はハラミだ。韓国で言う「アンチャンサル」と言われる部分に該当する。日本の焼き肉屋は韓国といくつかの点で大きな違いがある。まず、カルビが安い。一種の「その他部位」に該当するためらしい。ハラミも安い。韓国では牛ヒレ肉よりも高く売れる部位だが、日本では内蔵扱いだ。ハラミは韓国語でアンチャンサル〔アン(中)+チャン(腸)+サル(肉)〕、すなわち内蔵の中にある肉という名前にヒントがある。日本ではハラミを精肉ではなく内蔵として扱う。特異な分類だ。そのため1人分120グラムで1000円ほどで食べることができる。韓国で「ヤンギッモリ」と言われる上ミノの胃も安い方だ。韓国の3分の1ほどの価格だ。小腸(ホルモン)のコプチャンも日本では独特の料理法で食べる。内蔵そのものは取って、そこについている脂肪分を残す。内蔵を残して脂肪分を除去する韓国とは正反対だ。