韓中通貨スワップ延長、両国関係改善に向けた「黒猫白猫」なるか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.13 16:00
(2)THAAD葛藤、水面下に沈むか
現在としては韓中関係の根本的障害物であるTHAAD配備問題で立場の溝を埋めるのは難しい状況だ。韓国政府は北朝鮮の挑発が続いたことを受けて先月7日にTHAADを臨時配備し、年内に一般環境評価を終わらせた後に公式に最終配備することを決めた。北核問題によって緊張が高まっていて、米国との関係を考慮すれば、中国の要求通りTHAAD撤回の立場に転じることはほとんど不可能に近い。中国も11月に米中首脳会談を控えているなど、同問題で韓国と葛藤し続ける姿を見せるのは負担だ。外交部当局者は「中国政府もこのような厳しい関係が長期間続くことは何の足しにもならない点については共感している」と伝えた。外交消息筋は「中国としては対外的にTHAAD反対の立場を維持しつつも、ひとまず協力するべきところでは協力しようというようなツートラックアプローチの可能性が高い」とみている。