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【時視各角】悲しき太極旗(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.16 15:43
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このような認識の変化に最も敏感なのはやはり商業資本だ。ことし「光復節(解放記念日)愛国マーケティングが影を潜めた」という記事(中央日報14日付)は特に驚くようなことではなく、余計に悲しくさせた。「ことしは太極旗を掲揚したくない」というフェイスブックの友達のコメントのごとく、住宅街から消えた太極も折しも降ってきた土砂降りの雨のせいだけではないはずだ。不幸は適度な瞬間に終わらない。癒せない後遺症をついには残してしまう。より大きな分裂のことだ。

「国ポン」(国家とヒロポンをかけ合わせた言葉で、盲目的な愛国的言動を行う人、こと)という、実に品のない新造語が登場したのがその地点だ。「ショービニズム(狂信的愛国主義)を赤裸々に表現したこの単語は、その語感のように常に極端な方向に向かう習性を持つため危険だ。善良な意図の国家主義を一瞬にして邪悪な国粋主義に変えてしまう。ここで最も敏感なのが文化系だ。愛国心が消えた場所に、俗に腐敗や権力乱用のような国家の恥部が正義という名前で注目を集める。何が正しくて何が間違っているかではなく、片方だけに傾くのが危険なのだ。ハーバード・ロー・スクールの教授であるキャス・サンスティーンの指摘がそれだ。「考えの似た者同士が集まると、彼らは議論を始める前に自分たち考えを極端な方向に追い込んでいく傾向がある」。インターネットやモバイルはそのような傾向のエンジン役を果たす。ニューヨーク警察の報告書はこう指摘する。「インターネットは意志が弱かろうが強かろうが(…)急進化過程をそそのかす動因だ」。

 
フォードの呼び掛けの効果はそう長くは続かなかった。今日、米国は南北戦争以来、最悪の分裂状況と言っても過言ではない。我々韓国もまた同じだ。北核という現実的な危険の前に、むしろこれを巡って分裂している。このためさらに危険だ。今、政府が重要なこともまたそうだからだ。過去の政府の偏狭性を克服して分裂の隙間を埋めることを至上課題とするべきだ。過去の政府の前轍を踏まないよう願う。雨の降りしきる光復節、旗がついていない旗竿を眺めて綴る断想だ。

イ・フンボン/論説委員


【時視各角】悲しき太極旗(1)

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