<韓中首脳会談>予想外に地味な結果、韓国の身動きの幅は南北関係改善がカギ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.07.06 11:36
全般的に見れば過去よりも両国の指導者の関係がさらに近づいたかも知れないが、実質的な重大な変化をもたらせなかったと評価される。レトリック(修辞)ばかりが騒がしく中身はなかったということだ。国防大学外交安保大学院のパク・ヨンジュン教授は、「これまでのところ、中国の核心利益と韓国の核心利益の間に積集合が広くなったのではない。日中対立が深まる中で韓国の外交的活動半径を広げるには不足した面があった」と評価した。
日朝関係改善の試みもジェスチャーにとどまったとの評価が出ている。安倍首相が重視する日本人拉致問題の解決に若干の進展があったとはいうが、金正恩(キム・ジョンウン)政権の属性上、限界が明らかなためだ。北朝鮮の非核化に進展がない状況で日本の北朝鮮接近は制限的にならざるをえない。日本もそうした意思はないように見える。結局互いに相手方をてこに利用した日本と北朝鮮の外交孤立脱却の試みは簡単ではないというのが大方の意見だ。