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【時視各角】悲しき太極旗(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.16 15:43
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「同胞たる国民諸君よ。我が国の長き悪夢は終わった。我が国の憲法は機能している。我々の偉大な共和国は法治国家であり、私益のための国家ではない。国民が国家を支配するのである。だが、『徳のみならず愛を。正義のみならず慈悲を』と命じる至高の力が存在する。我々がその力を如何なる名で崇めるにしても」。1974年のジェラルド・フォード元米国大統領の就任演説だが、今日の韓国社会に向けた演説としてもまっすぐに心に届いてくる。

現在の韓国と同じように、当時ウォーターゲート事件で分裂した米国社会を一つにまとめるためのメッセージだったからだ。ユダヤ人が外部侵略と内部分裂を克服する求心点だった聖書のように、米国社会の和合のための「経典」はまさしく連邦憲法だった。

我々韓国を一つにまとめるものは何だろうか。不幸にも憲法とは違うようだ。大統領から裏切り者の烙印を押された政府与党院内代表が第1条第1項「大韓民国は民主共和国だ」を叫んで党から追い出されたことによって、逆説的に大韓民国が民主共和国ではなかったことを証明したその憲法のことだ。これは憲法の間違いではないはずだが、正しくない人々が時代精神を実現できないとケチをつける残念な憲法だからだ。

 
憲法ができないことを太極旗が代わって実現することがある。我々の悲しい歴史と誇らしい記憶をひとつに凝縮した太極旗だからこそ可能なことだ。亡国の恨(ハン)を救国の叫び声に増幅したのが太極旗だった。歴史上、最も大きかった国家的自負心に声帯が破れるほど「大~韓民国!」を叫んだ時にも太極旗と一緒だった。だが、残念なことに大統領弾劾事態を体験しながらその色が褪せた。国家と国民ではなく、国家と国民を凌辱した輩をかばった太極旗はきっと本来の姿ではなかった。これもまた太極旗の間違いではなかったにもかかわらず、愚かな人間たちのせいで太極旗だけが忌避対象になってしまった。


【時視各角】悲しき太極旗(2)

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