楽しんで聞く歌もレディオヘッドの『クリプ』、ビートルズの『レット・イット・ビー』など古い名曲に戻ったと話した。舞台にもハイヒールをやめて運動靴を履いて上がるなど、最大限自然な姿を見せる計画だ。アイドルのイメージが強かったＢｏＡは今年の上半期、ＳＢＳ（ソウル放送）の音楽オーディション番組『Ｋ－ＰＯＰスター』に審査委員として出演してミュージシャンのイメージを構築した。

－－評価していた立場から再び評価される立場になった。

「番組（Ｋ－ＰＯＰスター）で私がしていた評価基準で大衆の審査を受けられるのは気になるのは事実だ。でも自分が聞いても自信があるアルバムなら大衆も好んでくれると考えて心置きなくやった」

－－これまでの音楽変化を自ら評価するとしたら。

「初めは本当に何も分からなかった。途中には何かをもっとしようとして、うまくいかないこともあった。例えば『アトランティスの少女』のような歌は当時は最善を尽くしたが、今見ると歌い方を作っているところがあったようで恥ずかしい。次第に音楽を知っていく過程にあって、今回はできる限りあらゆることを表現した」

ＢｏＡは２０００年代初めに日本に進出して大人気を得た。今日のＫ－ＰＯＰ韓流の礎を敷いたと評価される。２００９年米国に進出、第１集を出したが、目立つような成果は得られなかった。

－－米国に再び戻って残念な部分を満たしたいのではないか。

「この間に環境がとても変化してユーチューブ（動画共有サイト）などができた。韓国・日本での活動を全世界でインターネットを通して見ることができる。海外に出て行くのが重要なのでなく、今している活動を一生懸命することが重要なようだ」


１３年目「中堅歌手」ＢｏＡ…力抜いて旋律を生かした歌（１）