【社説】日本はガム程度の金で韓国人を辱めるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.25 10:30
太平洋戦争当時、日本に連行され11カ月間、強制労役に苦しんだ韓国人勤労従軍慰安婦の女性7人に、日本政府が1人当たり99円(約1300ウォン)を厚生年金脱退手当として支給したという。女性たちが脱退手当支給を申請し、11年ぶりの今月中旬、主務機関である日本社会保険庁がこれらの厚生年金加入事実を認め、99円ずつを口座に振り込んだというのだ。「脱退手当は現価換算をしない」という規定のためだとしても、いずれにせよ解放当時、牛2頭を買うことができたお金が、ラーメン一杯の値段にも及ばない金になり、64年余りたってからようやく女性たちの手に握られたわけだ。
学校にも通わせる、金儲けできるようにしてやるという口車に乗せられて10代の少女たちを日本に連行し、軍需工場で1年近くこき使った対価として60余年たって99円を支給したというのは、人間に対する侮辱だ。それならむしろ与えないほうがよかっただろうに、99円を振り込んだというのか。2005年にも日本は類似の事例で脱退手当を申請したヨ・ウンテクさんに316円を支給した。原則ばかりを守り、他人に気配りすることができないという日本の否定的イメージを日本自らでまた確認させた格好になった。