病気探し恋愛相談もする…グーグル追いかける「韓国AI」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.17 16:50
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ネオフェクト(Neofect)が開発した人工知能リハビリ機器のラファエルは、患者が1人でも最適なリハビリ訓練ができるように助ける。(写真=各企業)
1人の男がおもちゃのクマのぬいぐるみと対話している。クマのぬいぐるみは映画のワンシーンのように男の質問にテキパキと答えを出す。このクマには、ビッグデータ分析企業ソルトルックス(Saltlux)が2月に出した人工知能(AI)の頭脳「アダム」が入っている。アダムはディープラーニングを利用してインターネットとビッグデータで自ら情報を収集して知識を蓄積する。ソルトルックスが今年の年末にアダムを採用したおもちゃの試作品を発売すれば現実化する場面だ。ソルトルックスのイ・ギョンイル代表は「アダムは2300万件のテーマに関する2億件の単位知識(文章になった知識)を保有している」と説明した。本で作れば50万冊の分量だ。
ソルトルックスはAI技術を利用した検索エンジン開発企業だ。コンピューター工学を専攻したイ代表が2000年に創業し、社員110人、売り上げ100億ウォン(約9億5000万円)規模に育てた。保有するAI関連特許は100件を超える。