【コラム】積弊清算が復しゅう劇にならないためには=韓国(2)

【コラム】積弊清算が復しゅう劇にならないためには=韓国(2)

2017年11月13日15時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  前職大統領周辺を暴くこと、大統領記録物、特殊活動費、恥さらし、公共機関長の更迭…。どこかで見た場面ではないだろうか。朴槿恵前大統領は国民が弾劾した大統領だ。そのような前職大統領を盧元大統領と比較しようというのではない。業が深い李明博元大統領を保護しようというのでもない。それでも法執行が腹いせや侮辱の手段になってはいけない。 

  「世の中を少しでも変えたと信じていたが、見回して見るともとあったそのままに戻っていた。本当に世の中を変える、人の生きる世の中を作る道が他のところあったことではなかったのだろうか」(『運命だ』より)と、盧元大統領は残念がった。何も変わらなかったということに気づいた。なぜだったのだろう。

  「政権が変わると検察は政治的中立は勿論のこと、政治的独立まで自ら蹴り飛ばしてしまった。検警捜査権の調停と高位公職者犯罪捜査処の設置を断行できなかったことが実に悔やまれる。このような制度改革を行わないで検察の政治的中立を保障しようとしたことはおろかなことだった」。

  重要なのは制度だった。幹部を交替してみても次の政権がまた変えればそれで済む。自分好みの捜査結果を持ってくれば制度改革を忘れてしまう。情報機関もそうだ。盧元大統領が情報機関の単独面談報告を受けないようにしたのも、一度味をしめるとやめられない誘惑だからだ。

  もちろん制度だけですべて解決できるわけではない。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領は一日で一心会を解体した。関連者を要職から追い出した。そうしたから成功した。エリート軍人だった。反発すれば危険な作業だった。ところが必ず越えなければならない山だった。文在寅大統領の積弊清算も多くの国民が共感している。

  だが、また再び前政権の前てつを踏んではいないか。あえて侮辱を与えなければならないのか。あきれた時点に青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書が発見され、大統領秘書室長まで立ち上がって発表する。裁判は公開的な侮辱を与えるような様相を呈しつつある。ボサボサ頭に囚衣と手錠、そして護送車、拘束期間の変則延長。便器とベッドとバイアグラまで、不思議な推測を刺激する捜査内容がもう一つの「あぜ道時計」ではないのか。

  李元大統領捜査も一息ついている。刑事訴訟の原則よりも世論裁判が先行している。検察改革、放送改革は法を変えることは先送りしながら人だけをすげ変える。失敗した経験があるにもかかわらず権力の誘惑を振り切ることができない。歴代政権の税金せしめは明らかにされるべきだ。だが荒っぽい権力の猟犬は依然として恐ろしい。

  キム・ジングク/中央日報コラムニスト

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