中国の資金と地下経済のおかげで…北朝鮮3年連続プラス成長(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.22 17:00
「4年ぶりに平壌(ピョンヤン)市内を見物したが、アパートがこんなに増えたのかと。そのアパートが私には全てお金に見えた。今こそ事業を始める時だという思いにもなった」。
10月中旬に平壌に行ってきた華僑出身の事業家・李長江(67)は、自身の目を疑った。最近の北朝鮮の変化を話だけは聞いていたが、直接平壌に来て確認したところ信じられないものった。彼はベッドなどの家具事業をするため13年間にわたり北朝鮮担当者らと接触してきた。彼は「平壌のアパートが市場に見えた。そしてそのアパートに入居するほどならば、ある程度の所得がある人々であり、彼らには恐らくベッドなどの高級家具が必要だろう」と自信ありげに見通した。
平壌の一部の党幹部や富裕層の間では、数年前からアパートで権力を誇示する風潮が出てきた。アパートに人造大理石や木の床、二重サッシや高級カーテンなど室内インテリアを整える現象が流行のように広がっている。その影響で各機関・工場の建築部署が金儲けのために室内インテリア業に争うように参入している。その上、平壌市内の住宅室内インテリアの需要が急増すると、中国企業が平壌進出のため現場調査も行った。彼は「平壌で会った北朝鮮企業家の頭の中は、お金がすべての価値基準になっていた」と話した。